トップページ
事業内容
料金表
ご依頼の流れ
よくあるご質問
お問合せ
解析事例(分析報告書の査読)
分子構造解析に関する分析報告書を査読した事例です。
硬化剤の分子構造解析
市販の硬化剤について、大手分析会社様の分子構造解析報告書を査読しました。 分析会社様はNMR、MALDI-MS、GCMSなどを駆使して分子構造を推定されましたが、スペクトル解析や推定分子構造が間違っていることが分かりました。 下図は分析会社様が解析されたNMRスペクトルと分子構造ですが、3.3ppmのピークが帰属されていないことやピーク面積比が推定分子構造と矛盾しているという誤りがあります。 正しい分子構造は当店で報告書のデータを再解析して分かっていますがホームページでは非公開です。
解析事例(分子構造解析)
比較的単純な分子構造の解析事例です。ここに示した程度の比較的容易な分子構造解析であれば納期はご発注後2週間程度で対応いたします。 ホームページではR
(1、2・・)
や x, y, m, n, oなどは抽象的に表現していますが、実際の報告書ではこれらも具体的に記載いたします。
ポリエステル樹脂
イソフタル酸と1,6-ヘキサンジオールからなるポリエステルであり、末端がエチレングリコールで封止されていることが分かりました。nは繰り返し数です。
1
H-NMRスペクトルと熱分解GCMSで解析しました。
ジカルボン酸とジオールが3種類以上で構成される、さらに複雑なポリエステル樹脂でも解析実績があります。
パーフルオロポリエーテル
トリフルオロメチル基末端のパーフルオロポリエーテルであること、OCF
2
基とOCF
2
CF
2
基はランダム結合であることが分かりました。x, yは繰り返し数です。
1
H-NMRスペクトル、
13
C-NMRスペクトル、
19
F-NMRスペクトルで解析しました。
1
H-NMRスペクトルはプロトンを持たないことを確認するために用いています。
共重合体の場合、この事例の様にブロックポリマーとランダムポリマーの区別や重合度の解析が可能です。
シリコーン樹脂
R
1
とR
2
は鎖長が異なるアルキル基、R
3
はポリエチレンオキシ基を含む官能基であることが分かりました。m, n, oは繰り返し数です。
1
H-NMRスペクトル、
13
C-NMRスペクトル、
29
Si-NMRスペクトルで解析しました。
ウレタンアクリレート
イソシアネート2種(ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート)とヒドロキシエチルアクリレート、グリセリンジメタクリレートからなるイソシアヌレートであることが分かりました。
1
H-NMRスペクトル、
13
C-NMRスペクトル、H-H COSYスペクトル、HSQCスペクトルと熱分解GCMSで解析しました。
Copyright ©分子構造解析の職人 All rights reserved.